『湯山たけのこ』本格化
筍部会は3月26日、筍集荷場で県内唯一の筍臨時市場を開き、生食用筍の初せりを行った。表年の今年産は昨年より5日早いせりとなった。昨年の夏から秋頃の適度な降雨により、順調に生育し、筍の根元が太く良質な仕上がりだ。最高値は1㌔700円。4月中旬にかけて20㌧(前年比165㌫)の出荷を見込む。加工用は4月中旬から5月上旬にかけて、およそ280㌧を出荷する予定だ。
同日は、生産者21人が113口、774㌔を運び込んだ。松山青果㈱のせり人が筍を一口ずつ回ってせりを行い、仲卸業者5社がせり落とした。仲買人は「初日から大きな筍がたくさん出とる。今季は期待できる」と話した。
相田安春部会長(74)は「今年は豊作の年で形が良く、太い。味もおいしい」と微笑む。
朝掘り筍が次々とせり落とされる臨時市場 |